
『官能小説家 烏賊川遥(いかがわはるか)のかなしみ』
徳間書店 「RYU COMICS」
「オタクの世代差」が生み出す「ずれ」と「葛藤」が面白い作品…としたり顔で語るのは簡単。
連載当初は単純にそう思っていたDoburoku-TAOだが、最近は「COMIC リュウ」掲載作品の傾向を考えると
「この作品を笑う己の姿を想像する事」
が
「傍から見たら同じ狢でありながら『自分たちは違う』」
と思っている点が とても楽しく思えてきた。
個人的には 第2話が発表された際 「烏賊川遥 先生がコミケでどのような評価をされる」かが興味があったのだが描かれなかったのが残念だった。
ところで「烏賊川遥 先生」は「動かず (異なる考え方に)訪問されてばかり」だが、これを作者が意図的に行っているとしたら…なかなか皮肉である。