2012年11月17日

「予習と復習の70分 永野護 原作・監督『GOTHICMADE(ゴティック メード) 花の詩女』」…(2012 .11.17 土曜日 映画 アニメーション 模型 漫画)

2012.11.17映画鑑賞 永野護 花の詩女 ゴシックメード Doburoku-TAO.JPG 前日、TVで放映された「エウ゛ァンゲリオン 」劇場版を観た同居人の感想「目立つオッパイだらけのアニメーション」に、主人公と父親との葛藤も交えて「エウ゛ァンゲリオンはチチアニメ」なのねと苦笑しつつ妙に納得してしまったDoburoku-TAOです。

多少精神的に余裕が出来たので「大阪ステーションシネマ」の9:15の上映に出かけて鑑賞。
映画を観た第一印象は 連載再開予定の「F.S.S」の為の「予習と復習の為の70分」。そして映像作品としては「作者が最大の権限を行使し出来た同人アニメーション」
だから、「商業作品」としての「品質」だけで叩いて不満語りをするよりは、「何をしたかったか?」「何をみせたかったか?」を愉しむほうが身銭を切ったぶん精神衛生上はいいと思う。
少なくとも永野護 氏は自分で納得できる作品を自身で作り上げたわけで、これで「彼の死後『F,S,S』の映像作品は20世紀に角川が作った劇場アニメ-ションだけだと」と言われる事に関しては心配する必要はなくなった事だと思う。

最後に一つの作品として旨くやったなぁ…と思ったのは「アデム」の最初の台詞と動きと音。これは『この作品の世界(物語)はこうなっているから 納得しろ』という物語の開始宣言であり(映画や舞台を問わず当たり前の演出だが)、 違う世界を観せられる側としてはこういうわかりやすい物語の開始宣言があったほうがありがたい。
ちなみにお気に入りアイテムは視界やセンサーがジャミングされた戦場でGTMの接近を確認するために使用したアイテムとその原理。その昔、神林長平氏の「雪風」シリーズを読み、光学的ジャミングに対し空気の振動を感知するセンサーが登場し感動した事を懐かしく思い出した。劇場のお土産でノック式ボールペンが正直ほしいなぁ…と思ったあたりは我ながら相変わらず無い物ねだりの阿呆である。

オマケの愚痴

最後に、ドサクサにまぎれて ここ数年アニメーションを劇場に観に行って不満なのは、映画の予告編の種類。「お前ら どうせこの種類の作品しか興味ねぇだろう!!」というような宣伝フィルムの選別は観ていてウンザリさせられる事(まぁ 50近くなって漫画映画観にいっているお前が言うなという 冷めた突っ込みはあえて無視する!!)。
はっきり言えば自分の好きな種類の作品なんて普段から情報を集めているわけで、映画館の予告編で観たいとしたら「映像宣伝」の宣伝としての出来具合だけだったりする。宣伝フィルムを選定する者は、客がお金と時間を割いた映画館で観たい物は「予想外の物語や世界との出会い」もあるということを考えた事はないのだろうか?
「客のニーズを限定して宣伝する事こそ効率的」と思いながら、「趣味と嗜好の多様化を理由に今の客の嗜好の選択肢が狭すぎると嘆いている」としたら そんな宣伝屋は思考停止している無能であると思う。インターネットを含め情報が入手しやすい(偏食可能)な時代だからこそ、もう少し画商が新人の絵画を売り込むような驚かせる情報発信を心がけるべきだとおもうが…
posted by DOBUROKU-TAO at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・芸能 ? | 更新情報をチェックする
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