画像左…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)「COACH スペシャル」左側面
画像右…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)「COACH スペシャル」右側面
画像左…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」左側面 刻印
フレーム左側面の刻印「KKS」から「小茂田商店(コモダ)」の製品と判断した。
画像右…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」右側面 刻印
フレーム右側面の刻印「model 1962」 1962年(昭和37年 設計という意味か?)
グリップの刻印から本製品名を「COACH スペシャル」と判断した。
久々に辞書を引いたが「COACH」は「4頭だての馬車」や「乗り合い馬車」の意味がある。
画像左…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」を銃口部から見る
銃口は開口されていない、かすかなくぼみに前の持ち主が黒色を入れているのが…この気持ちはわかる。
シリンダーも開口していない(発火ガスが前面に抜けない)。
シリンダー軸の下のマイナスネジをばらすとスプリングとスチールボールが出てくる。シリンダー前面の窪みがシリンダーストップを兼ねている。
画像右…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」を斜め後ろから見る(レストア前なのでハンマーが折れている)。
火薬をカートリッジ底面にセットする関係上、火薬ガスの吹き戻しをモロにあびるハンマーが遊んでいるうちに折れてしまったのだろう。
レストア二あたりシリンダーは磨いてやりたかったが、残念な事にシリンダー軸そのものが後方よりカシメテあり分解出来ない。
カートリッジはゲートを開いて 後方から装填する形式。シリンダにはエジェクター機能はついていない。
カトリッジの形式からガスは前に抜けない仕様。なので発火後すぐにカートリッジを抜いて洗わないで放置していたら紙火薬ではシリンダーにカートリッジが固着してしまっただろう。この機種、手入れが不十分で壊れた物も多いだろう。
画像左…レストア中 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」機関部サイドプレートをはずして機関部を見る。
正直この玩具銃を入手した際、「シングルアクションONLY」か「ダブルアクションONLY」かと思っていた。「ハンマー」に破損した(折れた)「シアー」を見つけ「シングル・ダブル アクション」が再現されている事がわかり驚いた。
画像右…レストア前 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」用カート
小茂田で販売された「金属チーフス」「ABSチーフス」、丸郷(マルゴー)「コブラ」、鈴木製作所(SKS)「ポジティブ」のカート底面に紙火薬を貼り付けるタイプの真鍮製カートリッジ。
画像左…レストア終了(ハンマー部未塗装) 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」左側面
画像右…レストア終了(ハンマー部未塗装) 小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)
「COACH スペシャル」右側面
「COACH スペシャル」の「折れたハンマー」に1.5mmの穴を開け「2mmでねじ切り」し「イモねじ」をねじ込み「100円shop で購入した8連火薬玩具銃」の「ハンマースーパー」部をねじ込み土台とした。この土台にABSの削りカスを盛り付け瞬間接着剤で固めた。その後やすりでらしく削りだした。
「シアー」は最初はプラ棒で作っていたが 変形・破損しやすかったので「100円shop で購入した8連火薬玩具銃」の軟鉄製の「ハンド」を加工し製作している。
画像左…レストア終了(ハンマー部未塗装)
小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)「COACH スペシャル」シングルアクションでハンマーを起こした状態。
シングルでのハンマーの起き上がりは大きいが、ダブルでのハンマーの起き上がりは半分以下。
画像右…レストア終了「COACH スペシャル」と部品取りした「100円shop で購入した8連火薬玩具銃」と同じ物
いつかカスタムのベース銃と思い、買っているあたりが毎度のごとくわれながらアホだと思う…(笑
といったわけで、なんとか小茂田(コモダ)製?モデルガン(玩具銃)「COACH スペシャル」レストアはひとまず終了した。
ハンマーの仕上げがまだか…(笑