画像…バンダイ 「EXギア」 パワードスーツ形態 翼を広げた形態
上左画像…バンダイ 「EXギア」 パワードスーツ形態 EXギア 前方より
上右画像…バンダイ 「EXギア」 パワードスーツ形態 EXギア 後方より
バンダイ アーマープラス『EXギア(早乙女アルト Ver.)』
最近公開された劇場版「マクロスFー恋離飛翼ー サヨナラノツバサ」の劇中で、破壊工作員掃討で大活躍していた石垣順哉氏デザインの「EXギア」。
光学迷彩を用いて姿を隠し、掃討戦に都会を舞う姿に スタジオぬえの幻の企画「機甲天使 ガブリエル」が映像化されたら このような描写もあったかなぁ…と(現在 事態収拾に向け 多くの方が奮迅されている原発事故を思えば、スタジオぬえの「機甲天使 ガブリエル」が没になったのもいやが上でもわかる。)
もっとも、パワード・スーツ大好き Dobnroku-TAOのようなおっさん世代には デザイン的には 聖悠紀氏の「超人ロック」の「ロンウォールの嵐」に登場する「ヘル ダイバー」を思い出したりする(ちなみにこの作品の中では 動力の切れたPSの悲惨さも描かれていたりする)。
商品は関節可動の早乙女アルトの人形に 変形させた「EXギアー」をかぶせる形式。
この「EXギア」 単なるパワードスーツではなく設定では「VF-25メサイア」の操縦席形態にもなる物で、非常時の乗員脱出用装備もかねている。
TVアニメのロボット物で難しいのは、いかに主人公をロボットの搭乗させる事だそうな。
そういった意味ではこの「EXギア」が存在したことで、「状況」から主人公は最新機である「VF-25」に乗り込事になる。
画像右…バンダイ 「EXギア」コクピッド形態 ななめ右前より(ヘルメットなし状態)
画像左…バンダイ 「EXギア」 コクピッド形態 ななめ右前より(ヘルメット着用状態)
画像右…バンダイ 「EXギア」コクピッド形態 斜め上より
画像左…バンダイ 「EXギア」 コクピッド形態 ほぼ横より(右側面)
画像右…バンダイ 「EXギア」 コクピッド形態 右斜め後ろより
画像左…バンダイ 「EXギア」 コクピット形態 パイロットなし
左画像…「石垣順哉 仕事集 ROBOの石」(㈱一迅社 2009 発行)
この商品、ギミックも含めデザイン画(石垣順哉氏によるデザイン画稿は「石垣順哉 仕事集 ROBOの石」に多数再録されている)をよく立体として再現しているのだが…
この玩具、手にとって遊んでみればわかるが、「模型」的にはよくできている反面、「玩具」としては「部品が落ちやすい」。Doburoku-TAOの手持ち固体も 飾っている物を手に取りポーズを変えようとすると右肩アーマーが取れやすく 閉口してしまう。
これも考えようで、この玩具の様な装甲装着系の玩具の場合、余計な力がかかったさい部品が破損されるよりは外れてくれたほうがいいのだが…
でもな、理屈では理解していても閉口してしまうのは、まぁなんだ…(笑
ただ、定価が高かったこともあり(7500円 税別)、玩具としては人気がないようでTV放映後から大阪では日本橋で半額以下で放出されていた。いまだに日本橋を歩くと新品が2000円(税別)で在庫処分されている有様だったりする(そんな処分価格でなければ Doburoku-TAOには買えない…(笑 )。
それにしてもTV放映時発売されたバンダイの「マクロスF」の関連玩具は、「玩具としては妙に凝っている」割には「お間抜け」な製品が多いような気がする(全種を入手したわけではないが…)。
これは「VF-100」シリーズ「VF-25」にも言えることで、飾って楽しむ模型としてはいいかもしれないが手にとって変形させる事そのものが苦になる製品だったりする。
「緻密」=「出来がよい」ではないと改めて考えさせるわけで…。
まぁ パワード・スーツ好きならば『EXギア(早乙女アルト Ver.)』に関しては今の処分価格ならば「買って損はない」製品だと思う。
それにしても 本製品が売れていたらオズマ・リーVer.も出ていたかもねぇ~。
せっかく劇場版「マクロスFー恋離飛翼ー サヨナラノツバサ」の劇中で大活躍したのに…残念、無念。