2010年11月04日

「2010.11.03 の映画鑑賞 監督 佐藤純彌(サトウ ジュンヤ)「桜田門外ノ変」 配給 東映…(2010.11.03 映画鑑賞)



仕事が休みであった事もあり、同居人に付き合い観にいく…。
映画というよりも TV特番を劇場でみたような作品だった。
「桜田門外ノ変」を最後におかずドキュメンタリー風に淡々と撮ったとの事だが、途中で「…年前」と登場人物の回想や過去の出来事のシーンが挿入され時間が前後するあたり、無理やり注釈を読まされるようで 「物語の流れ」が悪くて嫌だった。このあたり 「桜田門外の変」を真ん中に持ってきて「時の流れ」を時系列順で整列したほうが見やすかったと思う。
流れは最初の方の「桜田門外ノ変」のシーンが盛りあがるぐらいで、いたって平坦で盛り上がりに欠ける作品。

 細部は変なこだわりが多く、血のりを派手に出す割には普段の衣装が妙に小奇麗で登場人物の生活観がない。
また、「テロを美化しない」と 監督が語りながらも「死に様を美化する」様には ついつい冷ややかな目を向けてしまう。
 一番 意味がないのは主人公の愛人の登場シーンとその逢瀬。
そのくせ妙に力が入っていた「拷問シーン」の撮り方は 拷問さえ小奇麗で、主人公の逃亡中の決闘シーンとともに中途半端なシーンとなっている。

パンフレットは1冊「700円」で資料としては良心的。
それにしても 徳川幕府の幕を下ろしたのが徳川慶喜である事が、いかに皮肉な結果であったかをしみじみ思ってしまった作品だった。

ところで ドサクサ紛れに お勧めの本を…


 黒鉄ヒロシ 著「幕末暗殺」(PHP出版)
映画では描写されていない 井伊直弼の首に関する話や 襲撃で傷を負った伊達家の侍の追跡行などが描かれている。
また、水戸藩の襲撃者と佐久間象山暗殺犯との関連なども本書では示されている。
画像は蔵書のハードカバー版と 後に出た文庫版。
ちなみに文庫版は版の変更にあわせてコマわりや配置など ハードカバー版とは 複数のページが変更されている。

posted by DOBUROKU-TAO at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・芸能 ? | 更新情報をチェックする
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