2009年08月09日

「以前 読んだ本の焼きなおし感が強いのは 題材が同じだから仕方ないかも…(笑」 『ヴァリアブルファイターVF-1 バルキリー』SoftBank Creatve 発行…(アニメ・模型・書籍)

ソフトバンク 発行「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1 バルキリー」 Doburoku-TAO良しも悪しも 65年生まれで アニメプラモブームの洗礼(汚染)を受けた世代としては 題材が20年以上の前の物と知りながらもついつい買って読んでしまう。
「マクロス ゼロ」等 作品の時間の中に追加された情報が加えられた事も含め 書籍としての情報量は多いのだか、感想としては25年前の同人誌の「焼き直し」。
(模型を含めた ハードポイント数 キャノピー形状・断面違い 等 映画版とTV版の違いなど スリあわせの表記に面白さはあったが…)
 
「こんな本を出していいんだ!!」という「目から鱗的な驚き」は 残念ながら この本を読んで無かった

私のような おっさんオタクは馬鹿なので ブチブチいいながらも買うわけだが、この本の執筆人達の本気度は 
『手本とする本が無くなった 本シリーズ2作目以降の出来合いにかかっていると思う』
奥付に アドヴァイザーとしての 千葉昌宏 氏の名前があって少し安堵したが…

ところで アーマード装備のVF-1Jとの相性云々(アーマード装備用 レードーム短Ver は苦笑い…機首を延ばす加工は模型誌の影響)まで書いて遊ぶならば 新中州重工のガウォーク 砲塔搭載 重装備タイプまで記述してあれば 面白かったのだが…(「VF-25 メサイヤ」のアーマード とのデザイン比べが出来て面白かったと思う。


オマケ…オタクのつまらない持ち物自慢

◎MAT 発行 同人誌「マクロス ジャーナル」Vol.3&4 1983年 発行
「Vol.3」
MAT 発行同人誌「マクロス ジャーナル」VOl.3 Doburoku-TAOMAT 発行同人誌「マクロス ジャーナル」VOl.3 付属帯Doburoku-TAO

「Vol.4」
MAT 発行同人誌「マクロス ジャーナル」VOl.4Doburoku-TAO Doburoku-TAOが今回の書籍にあまり感動しなかったのはまず本書を高校生時代に 大阪桃山の「ゼネラル プロダクツ」で買っていたから。
Vol.3は VF-1開発史で Vol.4は スーパーパックとダイダロス・プロメテウスの考察が載っていた。
…(SF系の 嫌味なところといえば嫌味なところだが この同人誌を読まなければ 宮武一貴氏の『スーパーバード』の存在に気が付 探し出しても読もうとは思わなかったと思う)。









◎MAT 発行同人誌「マクロスジャーナル エキストラ VF-1 VALKYRIE SPECIAL」 1984年発行
MAT 発行同人誌「VF-1 バルキリー スペシャルエディション」Doburoku-TAO劇場版マクロス 放映にあわせて出されたこの本では 先のVol.3&4を合わせ編集しなおされた物(垂直尾翼のヒンジの位置の高さが違う事は この同人誌図面で既に描かれている)。
模型と実物写真の合成などの組み合わせは当時の模型誌の絵物語的記事よりも「ゼネラル プロダクツのVFキット 付属の解説書に近い(「ジェット ビートル」「ウルトラーホーク1号」など…)。
個人的には本としての情報の濃さはこちらだが、この本では収録されなかったVF-1形状決定までの試作案など 同人誌的な面白さはVol.3の方が面白いと思う。





◎航空情報 1973年2月号増刊「A7コルセア」
「航空情報」別冊 「A7 コルセア」 Doburoku-TAO 先のMAT同人誌「マクロスジャーナル エキストラ VF-1 VALKYRIE SPECIAL」の記事の参考になったと思われる本。対地攻撃シークエンスの解説ページなど両書籍を比較したかぎり 参考にした物と思われる。

 










◎芸文社「21世紀のワールド・ウェポン 変貌する未来兵器」1974年 発行

1979年 発行「21世紀のワールド・ウェポン 変貌する未来兵器」 Doburoku-TAO よく VF-1の可変システムの説明に取り上げられる グラマンの「ナットクラッカー」が掲載された本。
当時の航空雑誌などではもっと詳しく取り上げられているかもしれないが…
今 ページをめくると 「雪風」関連の元ネタなど多数見受けられる。

といった訳で、どさくさ紛れのおっさんオタクの25年物持ち物自慢話は終了。 

2010.06.03…書籍画像 再撮影に伴い差し替え。

posted by DOBUROKU-TAO at 13:05| Comment(8) | TrackBack(0) | 模型 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久し振りです。

>「21世紀のワールド・ウェポン 変貌する未来兵器」

私もこの本を数年前に見つけて以来、マクロスの設定
に(つか当時のぬえに)少なからぬ影響を与えているんじゃね?
と主張してるんですが、、、(誰も信じてくれなかった。)
ケースレスのアサルトライフルとかカートリッジレスのピストル
(マクロスに登場するのは根本的な勘違いがあるけど)とか
VF-4にしか見えない試作機が載ってたり、、、

絶対これの影響ですよね?
Posted by ロ人 at 2009年08月11日 22:56
ロ人 さんどうも

>マクロスの設定に(つか当時のぬえに)少なからぬ影響を与えているんじゃないか…
この本そののものが…ではなく、この本も情報源のひとつかもしれませんよ(たまたま この本の編集方針が この手の機体案 てんこ盛なので 私は重宝しています)。
当時の「航空ジャーナル」「AIR WORLD」「航空情報」「航空ファン」には 航空ショーの後に この種の提案・試作案の機体紹介の記事が載っています。
実際に作られるかどうか判らない案でも
「新しい兵器案=戦術・運用の見直し提案」
ですので、先人のライター諸氏は「未来の可能性」を考慮した記事として取り上げていたのだと思います。
たとえば芸文社「21世紀のワールド・ウェポン 変貌する未来兵器」に良く取り上げられている 米軍のATF構想(後のF-22へとつながる)の機体案などは
航空ジャーナル 1977年5月号別冊「ジェット・ファイター」
において 
武井裕正 氏「将来の戦闘機」
で 詳しく取り上げられています。
また ご指摘のケースレスライフルは、日本語で読める記事としては「Gun」誌において床井雅実氏が「H&K-G-11」のレポートをされていますが、洋書での情報は既に日本に入ってきていたと見るのが妥当かと…

インターネットでの検索が出来ない当時の情報収集は 洋書が高価だった時代でもあり 航空雑誌や新聞 等の記事を丹念に拾い集めるしか方法がありませんでした。
河森氏のみならず 「スタジオ ぬえ」の方々は 各自が自分なりの検索・探索・整理 方法を当時確立されていたと思います。( 野田昌弘氏の影響が高かったと思います) 余談ですがこの当りの情報収集への意識の違いが 「アニメック」のメカデザイナー対談での 立場の違いを生んだと 一読者として思っています。

脱線ついでですが 80年代前半「シド・ミード」「ルイジ・コラーニー」を 知った当時のオタクが
「論理・構造」よりも「感性」優先(線の気持ちよさ)という名目で「ルイジ・コラーニー」を選び 情報収集を放棄した結果が アニメメカデザインの 構造体として骨の無いうねうね になった原因と思っています。
(逆にその流れに目をつけ 情報を盛り込んだ漫画家さん や 雑誌の企画もありましたが…(笑 )

私は現在 情報収集の主流のインターネット情報は 便利ですが 利用者が忘れがちな欠点があると思っています。

それは
 情報を誰かが見れる形でUPしなければならない。カ
という点です。
「ネット検索では 単純にひっかからない情報網もある」

それが 私が情報収集の手段として 本が好きで いまだに集めている理由です。

VF-4も好きですが 私は野田昌弘氏の小説「銀河乞食軍団」に登場する「F-410」の方が脳裏に焼きついています…長谷川さん 模型化してくれないかなぁ~(笑。

Posted by Doburoku-TAO at 2009年08月12日 09:06
>この本も情報源のひとつかもしれませんよ
>当時の「航空ジャーナル」「AIR WORLD」「航空情報」「航空ファン」には 航空ショーの後に この種の提案・試作案の機体紹介の記事が載っています。

そうなんですか、そのあたりのジャンルはサルベージ
できてないので不勉強の致すところです。
邪推でしたすいません。勉強になります。

>ご指摘のケースレスライフルは、日本語で読める記事としては「Gun」誌において床井雅実氏が「H&K-G-11」のレポートをされていますが、洋書での情報は既に日本に入ってきていたと見るのが妥当かと…


これアニメ雑誌なんかでも二次情報、三次情報として
将来は火薬を固めた薬莢になるだの、
液体火薬だのになるといった話は散見できるのですが
実物のレポートがあったんですか。
すいません、年度と号数をお教えいただけませんでしょうか?


>各自が自分なりの検索・探索・整理 方法を当時確立されていたと思います。

これはよく言われてますね。特に宇宙船と航空機に関しては
彼等以前に仕組みと構造を盛り込んだデザイナーが
ほとんどいなかったこともあって非常に革新的なイメージ
がありました。(私も66年生まれなので、、。)
ただ、前述のジャンルと比して銃器に関しては
ちょっと怪しい印象があるんですよ。
(ヤマトのコスモガンのセフティとかマクロスプラスに
でてくる左手が火傷しそうなサブマシンガンとか、、)


>「論理・構造」よりも「感性」優先(線の気持ちよさ)という名目で「ルイジ・コラーニー」を選び 

コラーニ仕様のチョロQも結構売れたとか聞きますね。
アニメメカの多くが仕組みとして整った構造になってないのは
そういうことなのかもしれませんね。

>「ネット検索では 単純にひっかからない情報網もある」

それはありますよね。本の本文とは直接関係しない
広告の類いが当時の読み手の層を示していたり
意外な情報を含んでいますね。ただうちも古書収集が
限度を超えて来ているので如何に整理するか、如何に
必要な時に引っ張りだせるかが問題になってますが。
Posted by ロ人 at 2009年08月12日 21:47
ロ人さん どうも

>ケースレス カートリッジ関連の記事

日本語で読める記事として ケースレス カートリッジ使用銃器については
芸文社の「21世紀のワールド・ウェポン 変貌する未来兵器」
が概要を紹介(「H&K G-11」の初期のころのタイプの写真がありますね)しています

使用弾薬については
「別冊 Gun Part-2 知られざるGunの世界」(国際出版 1982年発行)
において
円筒形の.308と.223の2種(アメリカ AAI コーポレーション製)
ダイナマイトノベル社のニトロセルローズ系弾薬 
4.3mm(サイドプライマー) 2種と 4.7mm 3種
の計7種が カラー写真で紹介されています。

ケースレスカート 使用の「H&K G-11 ライフル」については
月刊「Gun」 1986年4月号
で 床井雅実 氏が弾薬も含め開発経緯を含め レポートされています。
直 紹介されている G-11は10代目で 使用弾薬はCH4.7mmHITP タイプです。
この記事では 競作された モーゼル社のケースレスカートの写真も掲載されています。

なお 90年代の「C☆M」マガジンには「H&K G-11 (試作モデルとしては最終型に近い)」機関部の写真が公開されていますが 写真優先の記事のため あまり文章的な資料は無いですよ。
記憶が曖昧ですが DVDマガジン「ガナー」の初期の号の米国「H&K」紹介画像に 複数の試作Ver違いのG-11が写っていたと記憶しています。

余談ついでですが H&Kにおいての ケースレスカート 使用の銃器システム(ピストル及び重マシンガン)は
Manfred Kersten、Walter Schmid 共著「H&K」(2001)
に 写真が掲載されています。

残念ながら モーゼル社案の複数バレル使用 ケースレスライフル 及び 液体火薬使用 ケースレスライフルの写真を見た記憶がないです。
Posted by Doburoku-TAO at 2009年08月12日 23:16
どうもありがとうございます。詳細な情報助かります。
探してみます。

あと、記事のコルセアの増刊を入手してみましたが
(これは未入手だったので)確かに
体裁といい、記事構成といい、、そのままですね。
しかしこの本下手をすると近年の航空機ムックより
写真と構造イラストが詳細ですね。模型用として
抜けがないですね、
Posted by ロ人 at 2009年08月14日 06:27
ロ人さんへ

航空情報 別冊入手 おめでとうございます。
書籍としては古いですが お持ちだった先輩マニアの方々が いろんな事情で手放される時期にあたるのかも知れませんね。

あと 当時は
模型マニア=資料収集で雑誌購入
だったので 出版社の方でも 編集方針として無視できなかったかと…

余談ですがウィキーぺディアで面白いというか 恐ろしい 書き手は 航空雑誌の模型欄の存在をしらない人達かと…
航空情報「プラモガイド」の存在を知っていれば
「技術のLS」のコピーが 1/144のジェット戦闘機からなんて妄言は書きこめないはずですが…(笑

(模型云々に関係なく 私は 歴史 読み物的には近年の「世界の傑作機」とか好きです…もともと 「AIR WORLD」を収集している理由が「エアロ モログラフ」が好きだったからです。もっとも 形の変わった飛行機・試作機が好きなだけですが・)
Posted by Doburoku-TAO at 2009年08月14日 17:38
>「技術のLS」のコピーが 1/144のジェット戦闘機

とりあえず最初に1/75があって、油断してたら1/72になって、、、
ウイキは驚くほどデタラメなことが混じってますんで
それこそ油断できません。実際に見てないものや
やったことのないものの記事が孫引きで書いてあったり
ざらですから。(原本に当たってビックリした経験あり)

>「世界の傑作機」

言われて気付きましたが近年のムックって逆に
模型向けの記事って減ってますね。
脚収納庫とコクピットの詳細イラストとか
基本だったのに。あと仮想ミッション的な
操縦してるような気分にさせる記事とかも
減ってますよね。世傑は基本的に退役した
機体が中心ということらしいですが、
力点が航空機を操ることより歴史的な意義
への考察やシフトしているのかな?と。
Posted by ロ人 at 2009年08月14日 23:42
たびたびすいません。

月刊「Gun」1986年4月号
「別冊 Gun Part-2 知られざるGunの世界」
入手できました。情報ありがとうございました。
あと月刊「Gun」1989年2月号に続編的な記事
(最終型で、カートリッジも弾頭が全部埋没した
形式のものを使用)がありました
ので合わせてお知らせします。

非常に勉強になりました。重ねて御礼申し上げます。
Posted by ロ人 at 2009年08月22日 22:17
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック