2009年03月22日

表に名の出ない設計者の製品にも敬意と評価を…!!  または 己への反省を込めて…(ファルコントーイ コッキングガン「H&K P9-S」…エアーガン・玩具・散財)

画像… Manfred Kersten、Walter Schmid 共著「H&K」(2001)この連休は久々にのんびり眠れた Doburoku-TAOです。
この連休 入手品の調べ物の合間に、本棚から手持ち本を見直していたり…。
久々に引っ張りだして眺めたのが…
Manfred Kersten、Walter Schmid 共著「H&K」(2001)
この本に掲載された 多数の「P9S」の試作品写真を眺めていて、面白い事に気がついた。

現存する試作1段階(p-47、P-49) 
…唯一のハンマー露出型、露出型 スライドストップレバー有、フレーム後部右側面に バーストセレクター有、コッキングレバーなし

これらが改良されて 現存する試作3段階は3種ある様で…

その1(P-50) 
…露出型 スライドストップレバー有、フレーム後部右側面に バーストセレクター有、コッキングレバー有

その2(P-50) 
…露出型 スライドストップレバー有、フレーム後部右側面に バーストセレクターなし、コッキングレバー有

その3(P-50) 
…露出型 スライドストップレバーなし、フレーム後部右側面に バーストセレクターなし、コッキングレバー有

量産された「P9S」はこの第3段階「露出型 スライドストップレバーなし、フレーム後部右側面に バーストセレクターなし、コッキングレバー有」から発展したようだ。
ところで…

画像…ファルコントーイ H&K P9Sファルコントーイの「H&K P9」の評価に多いのが…

「唯一のモデルアップだが セフティー機能を持った実銃にないスライドストップがあるのが云々…」

果たして この評価は 正当なのだろうか…
製品化された80年代前半に雑誌で紹介された「P9S」は 量産型が主だったはず。それで、無意識に量産型を前提に マニア・コレクターは製品を評価していなかっか?
このTOYGUNの設計者が無名な事と メーカーが玩具系と言うことから、設計者が あえて 手持ち資料から試作型を選んで製品化した可能性を考慮もせず批判(嘲笑)していなかったのではないだろうか。
ま、自虐的なマニア・コレクターの当時からの戯言批判はおいといて…(笑 ファルコントーイの「P9S」を見直してみると… 

露出型 スライドストップレバー型 セフティレバーの選択
…スライドにはポンプが内蔵されている為に、セフティーはモールドだけのダミー。ケース排莢型 プッシュコッキングという形式を思えば、セフティーON時のスライドロックを兼ねて製品に付け加えたのではないか…。また位置的にも引き金を直接ロックしやすい。

コッキングレバー型 マガジンキャッチの選択
…実銃では「ハンマー内臓」故のコッキングレバーとなっているが…。
このTOYGUNの場合ハンマー内臓ではないので、マガジン チェンジの操作性を上げた。

ファルコントーイは当時、カート式コッキングガン「MP-5」を製品化しており、「P9S」と「MP-5」両機種のカートは共用出来た。
確かにルックスはモデルガンメーカーと違い甘いが、実銃においての「G3」系と「P9S」の共通点を思えば 機種選定も含み設計者には 「TOYGUN」としての使い勝手などかなりのこだわりがあったのではないだろうか…

最近 表に設計者が出ることが無かった玩具系TOYGUN(特に啓平社のOEM製品など)を機構的に見直してみるのも 今だからこそ面白いかと思っている。

ま、年齢を盾に 調べず切りまくるより 得る物はあるのではないだろうか と思っているのだが…。

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