坂田靖子 マニアの 同居人に引っ張られ 京都近代美術館/朝日新聞社 主宰 「生活と芸術 -アーツ&クラフト展 -ウィリアム・モリスから民芸まで」 観に行く。
芸術性云々 は判らないが、
産業革命後の 工業化による生活必需品の大量生産が可能になりつつある時代。
工業製品に 各国の伝統技能の技(中東 中国 日本)をデザインとしており込み 自国製品と労働者技法の質の向上を狙い、かつ 国民の生活必需品のデザインによる品質向上で 生活面での文化水準向上を働きかける ウィリアム・モリスの運動を その運動に協賛した作家たちの作品を通じて紹介した展示会。
過去にも ウィリアム・モリスとその協賛者による 展示会はあったが、この展示会では 運動に影響を受けた 他国の作家による作品を紹介し 日本における運動の成果も作品を合わせて紹介する。
ドイツは デザインを より生産性をあげるために利用、オーストリア・チェコ は デザインは製品の質の向上を得るが 一部の人々(パトロンたち)の物となる。
そして 日本は伝統民芸品に「アーツ & クラフト」を見出したといえば 聞こえはいいが 作家たち個人の作品製作技法に織り込まれただけで 日本国内に生産される 普及品へと生かされる事は無かったようだ。
そのような結果には 時代背景として 舶来品礼賛に対する アンチテーゼがあったのかも知れないが、Doburoku-TAO には 後のWW2における敗因を考える際 工業力の差(国力の差)を冷静に比較せず 兵器のスペック表のみで比較し負けを認めない(得られる性能を引き出せるだけの 均質の大量生産と 生産品を支える体制の不備を見ようとしない)体質と 同一の姿勢を感じてしまった。
ま 美術史 関係者が見たら 青筋物の珍説で お出かけ話お終…(笑
収穫…梅田 古書店で 日本版 「スターログ」1983年12月号 No62 「007 スパイ映画特集」と 中古DVD 「007 ゴールド フィンガー」購入 今夜はひとり ちまちま みますか…
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