2008年07月06日

「作品への憧れと愛の勝利」 …ウォシャウスキー兄弟 監督作品 映画「SPEED RACER」(「スピード レーサー」)鑑賞 …映画(2008.07.05)

気分転換を兼ねて 
ウォシャウスキー兄弟 監督作品 
映画「SPEED RACER」(「スピード レーサー」)
を観てきた。
40年前 に製作された竜の子プロダクション製作 アニメーション「マッハ GOGOGO」の実写リメイク版作品と聞いて 「いっちょ 口うるさい オッサンオタクの 小言ネタに…」
 なんて 作品を見ないうちから舐めていました。
最初に ごめんなさい です。
そして 「マッハ GoGoGo」に新しい命を与えてくれて有難う。一消費者として 娯楽作品として面白ければ(権利関係さえクリアされているならば) 日本製には拘りません。

この映画「SPEED RACER」はアニメーション・漫画 実写リメイク作品で 始めて オリジナル作品と肩を並べる作品ではないでしょうか?

この映画凄いです。何が凄いと 感じたか
1、竜の子プロダクション のアニメの弱さを補強している。
…「マッハ号」自体が ある種 「とんでも自動車」なんですが、その「トンでも自動車」が存在してもおかしくない環境(世界)を構築した。
また 主人公(登場人物たち)の「とんでも自動車で大冒険談」ではなく 行動に 動機と理由付けを与えて主人公が 自分なりに目的を達成する様を描いた。

2、原作 作品の表現やデザインに敬意を払っている。
…「マッハ号」をただ 外見だけ流用したのではなく、竜の子アニメ版の「マッハ号」の持つキャラクターの特徴を 物語の中で理由付けをおこない 活躍させている。
また 遊びの範囲だが OPのマットの柄や 4号の色、エンディングのチムチムのカット 最後のキス シーン など元アニメからの ニヤリが多数。

この映画の売りの レースシーンも とても迫力があり、昔 学生時代 梅田の映画館が閉鎖される事から 記念公開された「2001年 宇宙への旅」でのスターゲイト 突入シーンを最前列で見たときの 迫力を感じました。意外だったのは CGで疲れるかと 思ったのだが 今回観ていて疲れは感じなかった。

ところで この映画を
「ハリウッドは原作が 枯渇してきたから 日本の物でもパクルんだぜ…」
と 余裕こいて 見もせずフカスのは 簡単だ…
竜の子プロダクションの「マッハ GoGOGo」が凄いから いい映画になった≒ジャパニメーション はだから偉大だ!
と 無意味な優越感を持つのも簡単だ。

しかし この映画の公開で 気がつかないと駄目な事は
日本で製作された 「マッハ GoGoGo」のリメイク版で 現在でも通用する作品が無い
 =我々は 過去の作品を 物語として再構成するノウハウはない
  =物語を作る能力(設定と世界観と物語の 区別と関係把握)が弱い
事だろう。
「ラスト サムライ」は 美術考証など詰が甘い部分が多く、娯楽として楽しみながらも 割と笑いとばせた。が この「SPEED RACER」が指摘する部分は 今の日本のアニメーション(フィクション)の持つ 弱さを突いていないだろうか?

ところで Doburoku-TAOは今回 松竹「梅田ピカデリー」の19:10の公開を観て来ましたが…
お客さん は 4組で10名と 初日ながらも ほぼ貸し切り状態…
観に行くならば 梅田ピカデリー(「泉の広場」上がる) が穴であります。

また 映画チケットですが
大阪駅前 第4ビルの地下2階のチケット屋で(08.07.04 18:00時点 値段は変動)
「全国共通前売り券」                 …1300円
「梅田ピカデリー のみ 株式優待券」(土日使用可能)  …1250円
「梅田ピカデリー のみ 株式優待券」(平日のみ使用可能)…1200円
「松竹 映画特別鑑賞券 」               …1550円
で入手可能。
ま 参考になれば…

オマケ…以下は Doburoku-TAOの 偏見に満ちた意見だが…(笑
その昔 声優 永井一郎 氏は 「GUNDAM CENTURY (ガンダム センチュリー) -宇宙翔ける戦士たち」(みのり書房 1981年)において「声優に危険手当を…」という論を展開し、その後の運動によって 初回放映後 数年たった再放送作品においても 声を当てた声優に再放送の放映料が支払われる形なった。
だが その運動の結果として
○アイドル声優という名目での新人声優の消費(声優雑誌の創刊や 専門学校の声優科の出現を 知べてみれば面白いだろうね…(笑 )
○再放映料の支払いが必要な 再放送作品が少なくなった 
形で現れた。
今の日本のアニメーションの持つ 弱さ は このような流の結果 製作スタッフが過去の作品に触れる機会が減ったことにも あるのではないのだろうか…?
posted by DOBUROKU-TAO at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・TV | 更新情報をチェックする
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