2008年03月23日

「30年目に 解けた謎…私にとっての幻のモデルガン…(笑」 株式会社 須賀 製『テリア32』(2008.03.23)…モデルガン・玩具・散財

○『出会い』…長い前書き(笑
30年前、中学生になり 自分のこずかいから 月刊「Gun」を買い出したころに話は遡る。

毎月食い入るように雑誌を読みながら、自分の「こずかい」からモデルガンを買おうとしていた昔の話。

最初に お年玉とこずかいを貯めて買ったのは ハドソンのモーゼル「M1930」。叔父さんから もらったモデルガンが全てオートマチックだったDoburoku-TAOにとっては次にリボルバーのモデルガンが欲しくなっていた。
当時近所の模型屋で見かけた リボルバーで一番安かったのが小茂田商店のABS「チーフス」なのだが、それさえ2500円程した時代。「Gun」誌掲載された広告を眺めながら 購入を初めて悩んだ機種が「ヤングレックス」の通販『テリア32』だったりする。
この広告での説明文が「12cm 200g 8連発」「ゴールド メッキがとても綺麗で美しい」
この説明で 「金属モデルガン」のカート式、しかも「『テリア』と言えばチーフの親戚」
で心ひかれるも
『本体価格1600円+送料300円に代金を送る手間暇を考えると 2000円をこしてしまう事』

『8連発で 12cm』と言えば 一回り小さいモデルでは…』
で悩んでいるうちに、WAのABS『M1934』入手。『M1934』遊んでいるうちに高校生になりマルシンのキットモデルへと興味が移り…
てな訳で、『テリア32』の存在を忘れていた。
思い出したのは大学生になってからで、そういやそんなモデルも…と気がつくと、小茂田製品やマルゴのパイソンとともに広告からも消えていた。
どうせ「リアルな物」でもないし「所詮安いモデル」だからそのうちSHOP巡りをしていればお買い得品の 出会えるだろう…と、甘い考えでいたら…気がついたら巡りあうのに30年…(笑
 因みに、なんやかんやでマルイの「造るモデルガン」やLS以外で「リボルバーのモデルガン」を手に入れたのは 大学生になりCMCのABS 「M-36」が台東商事からKITモデルになってからだったりする…(笑。

○株式会社 須賀 製「テリア32(TERRIER 32 8shoot automatic)」製品説明…(笑
と言ったわけで 30年前 買い損なった幻のモデルガン…?の『テリア32』だが 製造元が株式会社 須賀 と言うことも今回入手して初めて知った按配…(笑。今回の入手に関してはオークションだったりする。

(株)須賀「テリア32」左側面Doburoku-TAO(株)須賀「テリア32」右側面 Doburoku-TAO
上左画像…㈱須賀 モデルガン「テリア32」左側面
上右画像…㈱須賀 モデルガン「テリア32」右側面

本体は亜鉛合金製でモナカ構造。下左の画像を見れば判るように銃口部には「銃口のモールド」さえない。

(株)須賀「テリア32」 銃口部 Doburoku-TAOマルシン ガス「チーフス スペシャル」(上)(株)須賀「テリア32」(下) Doburoku-TAO





上左画像…㈱須賀「テリア32」銃口部
…銃口のモールドさえ無いモナカ構造がよくわかる。
上右画像…マルシン ガス「チーフス スペシャル」(上)㈱須賀「テリア32」(下)大きさを比較すると…

 須賀「テリア32」の大きさはやはり小さい(左画像上の マルシン製 ガスABS上 との比較画像参照。)
 須賀「テリア32」のアクションは「ダブル アクション」のみとなっている。アクションは経年変化で少し硬い。が、メッキが綺麗なのでばらしてまで整備はしていない。
また広告に謳われるように 見える所のメッキは綺麗(この件は後述)。

(株)須賀「テリア32」 外箱Doburoku-TAO(株)須賀「テリア32」Doburoku-TAO width=

上左画像…㈱須賀「テリア32」 外箱
上右画像…㈱須賀「テリア32」 パッケージ内 商品セット状態。

(株)須賀「テリア32」取り扱い説明図 Doburoku-TAO(株)須賀「テリア32」付属部品図 Doburoku-TAO 

上左画像…㈱須賀「テリア32」取り扱い説明図 
上右画像…㈱須賀「テリア32」付属部品図 

 上箱の写真を見ると、どうやら黒いモデルが販売されていた時期もあったようだ。
銃はプラスチック製の「赤いトレイ」に入って箱に収められている。(上右画像参照)
 パッケージ内には銃本体とカートリッジ 8発に、「メーカー連絡先が書かれた 部品の価格表と展開図(図バックにうっすらと 部品設計図が描かれている)」と「取り扱い説明書」の2枚が付属する。

(株)須賀「テリア32」 外箱 玩具安全マーク「STマーク」Doburoku-TAO 左画像…㈱須賀「テリア32」 外箱 玩具安全マーク「STマーク」
 ㈱須賀「テリア32」は、「モデルガン」としてではなく「玩具」としての扱いで市場に流通していたようだ。(左画像…上箱 側面「STマーク」参照。








(株)須賀「テリア32」 付属カートリッジ Doburoku-TAO(株)須賀「テリア32」 ハンマーロック状態(シリンダーロック開放状態)Doburoku-TAO
上左画像…㈱須賀「テリア32」 付属カートリッジ
上右画像…㈱須賀「テリア32」 ハンマーロック状態(シリンダーロック開放状態)

 カートリッジは5mm程の金属製丸棒の先端に、「紙火薬用の窪み」がほられた物(上左画像参照)。
カートリッジの装填は ハンマーを指で少し起し、左側面の丸(ダミー(モールド)のシリンダーラッチ)を押してハンマーをロックしシリンダーをフリーにする。(上右画像参照)
尚、ロックの解除はハンマーを少し起してやると、ボタンはバネで自動的に戻る。

(株)須賀「テリア32」 ゲート開放状態 Doburoku-TAO左画像…㈱須賀「テリア32」 右側面ゲート開放状態

 シリンダーをフリーにした後 右側面のゲートを開き カートリッジを一発づつ シリンダーを回しながら装填する(左画像参照)。
ところでゲート部分を開いた画像(左画像参照)を見てもらえば判るが、この㈱須賀「テリア32」はシリンダー内部やフレームのゲートで隠れる部分は亜鉛の下地がむき出しだったりする。

案外この製品、部品をまずメッキ仕上げしてから製品として組み上げているのではなく、ある程度部品を組みこんだ物をメッキ加工して製品として最終の組み上げをしていたのではないだろうか?

○「最後に…」
 結局、中古も含め30年も出会える機会が無かったのは、流通経路がまず玩具関係だった事で模型店を中心に見ていたDoburoku-TAOには出会える機会が無かった(見つけ損なっていた)だけなのだろう。
案外、『玩具』としては関東圏のみであまり地方には流通しなかったかもしれない。
またモデルガンよりも安価な事もあり、モデルガンマニアに注目を浴びて残される(「コレクション」として)前に、玩具として消費されたのではないだろうか…

 こうして手に入れた「テリア32」を眺めていると、今でこそ「これはこれで モデルガンとしてok」だか、中学生・高校生時分だと「リアル」と言う言葉に振り回されて買った後「イマイチ」と余裕のない態度で製品に接していたと思う。
だから、30年目に手元に来た事がDoburoku-TAOには丁度良かったのかもしれない。

といったわけで コレクション自慢、これにて終了。

2011.09.11…画像再撮影に伴い、画像を差し替えた。
オマケ
…須賀社『テリア32』に 一見そっくりさんの「ファルコントーイ」ABS製『ボデーガード22』

…『テリア32』画像を見て 一時期 ファルコントーイからキットが出ていた プラ製弾を発射する『ボデーガード22』と似ているから 同一製品と思われる方もいるかもしれない。
が、両者を比較した限り 残念ながらまったく別物。
なお、「ファルコントーイ」のキットモデル『ボデーガード22』は、手持ちモデルと記憶で流を追うと…

○60年代後半 「啓平社」の設計で60年代後半「タケミ」が銀メッキを施された キットモデルとして『S&W.38』で販売。

○「増田屋」から完成品が販売。(手持ちなし)

○表面のモールドや仕上げが変更され 「ファルコントーイ」がキット版を販売した。(表面モールドの変更 及びハンマーとグリップの変更は「増田屋」時代かもしれない)

の流があると思われる。
ま、この機種については「クラウン」で販売された可能性もあるので 目下調査中(製品遭遇待ち…(笑 )。
少なくとも クラウンで出た「コルト.45」に関しては 増田屋製の完成品の存在と ファルコントーイのキットのラインナップから 同一の物と思われるが… メーカー間の関係と 啓平社のお仕事の流れを掴んでいないので 謎は深まるばかりなり…(笑

「サダデー ナイト スペシャル」のでっち上げベースのストックで泥沼…(笑
この記事へのコメント
おそらくヤフオクで競り負けた1人です。記事内容から察するに私の方がちょっと下の世代になるのですが、小学生当時、少年マンガ誌のマノクかヤンレクの広告で見て気になっていました。「テリヤ」という名前が「terrier」とは思わず日本語と思っていました(照屋?)^^;価格以外に気になっていた理由として、そっくりな形のキャップガンを持っていたことがあります。そのキャップガンがお気に入りで、テリヤが元ネタではないかと思っていたのです。
しかし最近になって、キャップガンについての謎が解けました。2月号のGun誌(後継のどちらかです)に中田商店について触れている連載があるのですが、中田商店がかつて輸入していた外国製品の写真の中にそっくりさんがいるではありませんか。そちらのキーワードからいろいろ探していくと、おそらくイタリアのトイガンメーカー、edison社の製品であるとわかりました。しかもcobraという名前で現行品です。私の持っていたものはこれの香港製コピーです。テリア32もおそらくこれがデザインの元ネタだと思います。cobraのコピー品キャップガンで気に入っていたのはシリンダーがスイングアウトすることなのですが(ただし、普通の反対側に!)、テリア32もそこまでコピーしていたら最高(?)でしたね。
Posted by 通りすがり at 2013年03月15日 16:43
通りすがり様

 テリヤの元ネタ情報ありがとうございます。
「テリヤ32」に関しては「テリヤ32」がとにかく欲しかっただけなので、この玩具銃の元ネタが何かなぞ気にした事葉ありませんでした。
調べると奥は深く謎画出てくるものですね。

 ところで中田商店画輸入した玩具銃に関しては「PX マガジン」連載の白黒写真と小林弘隆氏(イラコバ氏)のイラストで紹介された物しか知りませんでした。
なので、今月の「Gun プロフェッショナル」誌(2013年4月号)の「戦後日本銃砲(モデルガン)史」3回目掲載のカラー写真2枚をみて私も驚いたことが多数ありました。(ナイフ内臓デリンジャーのナイフの材質 錠が変形する銃←オークションで見かけましたが手が出る金額ではありませんでした etc)

GUNマガジン 連載の小林太三氏の記事も含め、MGCという壁を気にしないですむ玩具銃史が発表されることを私はわくわくしながら記事を楽しみにしています。

書き込みありがとうございます。
Posted by Doburoku-TAO at 2013年03月15日 20:27
お返事ありがとうございます。

こちらのブログはテリアの記事以前からLS関係を時々拝見させていただいてました。LSやマルイのプラモガン、私も当時購入して動かせなかったものや、オークション入手のジャンクをちまちまとレストアしています。

雑誌、私の記憶が間違ってました。現在店頭に並んでいる4月号の写真でしたね。
ちょっと補足しますと、cobra/コピー品ともプラスチック製で8連のカネキャップを使用します。中折れ式の国産キャップガンよりリアルな感じだし、金属でカート式だったら最高じゃないか…というわけで、あの頃テリアが欲しかったのでした。
Posted by 通りすがり at 2013年03月16日 11:36
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