2007年12月09日

CAP火薬を詰めたカートリッジを装填し 引き金を引くと音を鳴らして 弾を飛ばすTOYGUNって何んだ? …小茂田商店(コモダ)「対戦車バズーカー」

CAP火薬を詰めたカートリッジを装填し 引き金を引くと音を鳴らして 弾を飛ばすTOYGUN は何?

と聞くと 9割以上のマニアがコクサイ製「スーパー ウェポン」と答え。

そそっかしい 何人かは マルイの… と答えるのではないだろうか

そんな状況で ほんの一握りの 好き者(ひねくれ者…(笑 )が答えるかもしれないのが
小茂田 対戦車バズーカ

左画面の小茂田商店(コモダ)製「対戦車ロケット(バズーカー)」

この玩具銃は1984年の製品。(右画像 で吸盤付のロッドは シェル内のスプリング圧縮用の物)小茂田 対戦車バズーカー 外箱

この商品 ショットガンのシェル状カート(メーカーでの呼び名は「スーパーシェル」)内のスプリングを圧縮してプラ弾を装填し、シェル前面に5mmCAP火薬を装填する(1発~2発)様になっている。
小茂田 シェル前面シェル と プラ弾

CAP火薬を保持するシェル前面は センタにプラ弾は保持されるとはいえ MGCのシェルを思わせる形状となっている。
各社 シェル比較
因みにこのシェル 寸法は意外と実物の12ゲージのシェルに近い(右画像参照… 左から12ゲージ ダミーカート、ハドソン『MADMAX』用、小茂田「スーパーシェル」、MGC ABS『M-31』)用

「対戦車ロケット(バズーカー)」の操作方法(遊び方)は 
1、本体左側面(銃口側から見て)のレバーを引いて ダストカバーを開口。この時内部の パイプ状ストライカーをコッキングされる。
小茂田 対戦車バズーカ ダストカバー周辺 ダストカバー OPEN シェルセット

2、開口された「装填・排夾」口に、火薬とプラ弾をセットした「シェル」を装填。

3、ダスト カバーを閉じる。この時「シェル」のリムがエキストラクターを噛みあう。

4、引き金を引いてやると 発火 及び プラ弾が発射される。

5、発火(発射)後、本体左側面(銃口側から見て)のレバーを引いて ダストカバーを開口。この時ストライカーのコッキングと供に発火済みのシェルがはじき出されるといった按配。

勿論 この商品は実在する対戦車バズーカー(ミサイル ランチャー)に較べて 小さい。その上 玩具よりの外見の為か、この商品 あまり雑誌等でも話題になる事もなかった(発売前の「玩具ショー」の記事で「C☆M」誌で取り上げられていたような…)。

また玩具店でも 発売された1984年ごろは エアーガンの人気に勢いがついていた事もあり バネでプラ弾を飛ばすこの玩具銃は 玩具的外見の為か 小売店ではあまり売れている気配が無かった。

機構もギミックも 凝っており TOYGUNとしては面白い、とDoburoku-TAOなんかは思うのだが…

もっとも 各種多目的グレネードランチャーが存在し、米軍のM4カービンのハンドガードに装着する ショットガンが採用されている現在ならば この製品も「ショットガン ユニット」(流石に対戦車云々は無理があるが…)の一種として「TOYGUN」としてのの居場所はあるかもしれない…。

ま、いろんな意味で 出た時期が悪かった製品だと思う。

 ところで このTOYGUNを使ってTOYGUNをカスタムした作例が存在する。

掲載された雑誌は 月刊「モデルグラフイックス」(創刊号)1984年11月号。

製作されたカスタムは宮崎駿 氏の「風の谷の ナウシカ」に出てくる『ナウシカの長銃』。製作者は 「Hobby Japan」時代より LSの改造作例を発表していた「岩瀬昭人」氏(現在も確か 「ワンダーフェスティバル」には継続参加していたはず)。なお 岩瀬氏 1m32cmにも及ぶ この長銃を 作例ではディスプレイモデルを含めて 2丁製作しているのは 今記事を読み直してみても凄い話。

 岩瀬昭人氏が製作に当たって 参考にしたのは 「海洋堂」製品のコピーとの噂の1/4「ツクダ」製品付属のライフルだそうだ。
 この作例、製法が製法だけに経年変化で 現在は残ってないかも…

さて 岩瀬氏の作例はアニメの設定画に準じて製作されているわけですが…。
岩瀬氏の作例はアニメの設定画に準じて製作されているわけですが…。
岩瀬氏の作例から20年たって あるメーカーが製品化した。

その製品が マルゼン製「ナウシカ長銃」(100丁限定 1丁 35万円なり…こんな価格の商品をDoburoku-TAOが持っているわけがない…(笑 )。
正直 宮崎駿作品郡は趣味が合わないのだが、この製品 モデルガンとしての出来で興味があったりする。

ところでこの製品について書かれた記事が 月刊「Gun」2004年1月号にあるのだが…

この記事の試作から製品化に至る過程での出来事を読むと…。

大家老害 ここに極めたりかと…(誰がデザインしたんだっけ…あの長銃)。マルゼンの担当者は我慢強いなぁと関心してしまう。

ま、一生見て触る機会は無いモデルガンの話はこれでおしまい。ところであれって完売 したんだろうな いやはや?(笑

この記事へのコメント
初めまして、ひそかにのぞかせていだだいております。

>CAP火薬を詰めたカートリッジを装填し 引き金を引くと音を鳴らして 弾を飛ばすTOYGUN は何?

反射的にマルシンのシュ-ティングデバイズシリーズと、
別に発射機能をあるわけじゃないのにバレルが飛び出す
同マルシン「コルト25オート」を思い出しました。

>この作例、製法が製法だけに経年変化で 現在は残ってないかも…

たしか作例記事の段階ですでに変型+ひび割れでしたっけ?
Posted by ロ人 at 2007年12月09日 10:58
ロ人さん 初めまして。

ネット辺境番外地にようこそ(笑

>マルシンの「シューティング」デバイス
 指摘有難うございます。すっかり忘れていました。
「P-38」と「M-439」をベースにしたものがありましたね。
デバイス基部を支える 片方のグリップのみ亜鉛製でした。
基本構造は スライドのBLK時の後退力を利用して バネを下げて弾く銀玉鉄砲似でしたね…。なかなか 外見追加パーツは 凝ってる造りでしたが… その実射性能は…(笑

家にはシュティングデバイス仕様のM439の銃のみ 転がっています。
そういえば CAP火薬に限定しなければ MGCの「ワルサーVP」のターゲットモデルにも言及しないと 偉いマニア達には…(笑

>別に発射機能をあるわけじゃないのにバレルが飛び出す 同マルシン「コルト25オート」を思い出しました。
ロットや製品で ばらつきがあったのかもしれませんね?
家に現存するのは KITモデル初版を組んだ物ですが 100発程の発火では その症状はでていません。
むしろ ハドソンの ブローニング方が… こちらも駄目な子ですが 私は可愛いから許す(笑

>作例記事の段階ですでに変型+ひび割れでしたっけ?
 この ブログの文章化の為 記事を読み返しましたが 記事中の写真のコメントで記述されていますね。
ただ あの時点での症例は 長さ故の 剛性強度の問題の気もします
どちらにしても プラ材とポリパテの塊ですから…

流石に 最近 記憶にボケが入って来た23年前の記事の記憶、当時 他誌でも作例があった記憶がありますが これは資料が手元になく 思い出せませんでした。
そういえば 大阪 門真の「海洋堂」には常連さんが 持ち込んだ1/1の 「ナウシカ長銃」が展示されていたとか…。こちらも現存しているのかなぁ…(名物「専務」のコレクションは膨大らしいから…)

また 気が向きましたら お寄りください。
書き込み 有難うございます。
Posted by Doburoku-TAO at 2007年12月09日 11:44
>その症状はでていません。

当時の記憶を辿ると、うちもキットを組んで数十発
発火させた辺りからイジェクト不良が頻発し始め
(ポート付近にカートが残留する。これもこのキットでは
定番のトラブルだったはず。)これの解決の
ためにスライドの動きを軽くしようとスライドと
フレームの勘合部を摺り合わせしたあたりから
様子がおかしくなって、バレルが飛んだように思います。
(一回飛ぶと癖が付いてしまって毎回飛ぶようになる)
あと、同時期に同キットを購入した知り合いでも
バレルが飛んだのが数人いて、一人は数発の発火で
飛んだそうです。おそらく御指摘の通り成型の
ばらつきで勘合がゆるいのに当たるとテキメンに
飛ぶんでしょうね。発売前の雑誌のレビューで
発表されたバレルの素材が実際の製品では変更されていた
覚えがあるのでその辺でなにかあったのかもしれません。
Posted by ロ人 at 2007年12月10日 22:02
ロ人 さんどうも。

コメントを読んでいると もしかしたら 私の場合は偶然が重なって破損しなかったのかもしれませんね。

>マルシン「コルト25オート」

KITを組んだ当時を 思い出してみました。
1、キットの組みたて時に(発火テストする前に) スライドとフレームの動きを 対水ペーパーで磨いていた。
…リコイル スプリングが無い状態で フレームにスライドを組み合わせて 銃口を上に向けて持つと、スライドが自重で下がりきるまで 磨いていた。これでバレル基部の負担を減らしていたのかも知れません。

2、発火後の バレル洗浄は お湯と綿棒のみ
…私の場合 理由はお金が無かったから…(笑
WAが「M1934」と同時にスプレークリーナー販売していました。ところで、この薬品がCRC-556系だったので 利用者は知らず知らずの内に ABSバレルの強度を下げていたのかも知れませんね

3、発火用 CAP火薬の底面をカッタで削いで 肉厚をへらしていた
…これは 火薬ガスが前方に抜け易くするための処置。この事が しらずにしらずに バレルの負担を減らしていたのかもしれません。

あと火薬代 をケチる為、「コンバット」誌の 各社CAP火薬比較 記事を読んでからは メーカー純正品ではなく 一発辺りの単価の安い「トーヨー・キャップ」を使用したりしたことも 関係あるかも…
ところで この「トーヨー・キャップ」は優秀で マルイが純正CAP火薬を発売する前に 販売していたCAP用アダプターを加工し ドーナツ状パーツを製作して組み合わせる事で5mmCAP火薬を7mmCAP仕様に出来ました。
私はマルシンの「M-84」をこうして動作させていましたよ。
今思えば 手間暇かけていたものです…。

書き込み有難う ございます。
またよければ お寄りください。
Posted by Doburoku-TAO at 2007年12月11日 00:24
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