といった訳で…(笑 マルイ社「造るモデルガン」シリーズ「オートマグ」の続き。
先にも書いたが、Doburoku-TAOはマニアの方々が語る程 この製品に関しては高い評価は与えていない。
この製品を組み立てて 遊んだ感想ならば「オートマチック」拳銃の 「カートリッジ」装填・排夾のアクションに関しては 組み立て説明図の指示とうり遊ぶならば スムーズだが…
この製品の一番の難点(機構的な欠陥)は
「ボルトを引いて カートリッジを 装填・排夾する為には ボルトを引く前に指で毎回 ハンマーを起こさないといけない」
という事である。
Doburoku-TAOは、この製品のこの仕様に関しては 「オートマチック」拳銃の模型としては致命的な欠陥だとおもう。

この事からも判るとうり ハンマーが落ちた状態でボルトを引いてもハンマーはコッキング出来ないようになっている。
ハンマーを保持するシアーは フレームの上面にある為 ボルト下面の肉厚を増す事も出来ない。
もし この辺りの調整に挑戦するならば ハンマーとシアーとの接触位置を加工し ハンマーのコッキング位置を変更するしかないだろう。
(ただし 加工に関しては ハンマースプリングの強さ、ボルトスプリングの強さの調整が必要となり すり合わせを含めて かなりの手間となると予想される)
ハンマー部 以外の仕様を観て見ると…

…セフティは 「レバー位置クリック」はあるが 安全装置としては一切機能しない。「レバーパーツ」があるだけ(左の画像参照)だったりする。この「セフティーレバー」、「スライド ストップ」(マルイのパーツ正式名称)とコネクトして「ボルトリリースレバー」 としての機能はあるのだが…

○ボルト オープン機能
…マルイの「オートマグ」には独立した「ボルト ストップ」のパーツが無い。
「ボルト オープン機能」は「マガジン」が空になった時、「マガジン ホロアー」上部で「ボルト」が保持される事で機能する。「スライドストップ」のパーツは付属するが このパーツが無くても「マガジン」が空のマガジンさえあれば 「ボルト」はオープン状態で保持される(左 画像参照)。
言い換えれば 独立した「ボルト ストップ」が無い為、「マガジン」を抜けば「ボルト」は自動的にリリースされる。
先に 「セフティレバー」に「ボルト リリースレバー」としての機能があると書いたが、この機能は空のマガジンが装着されて ボルトは引かれた状態の時のみ働く機能。
従って 「カートが装填されたマガジン」を装着して 空のチャンバーに 新しいカートリッジ速やかにを装填するという使い道(機能)は マルイ「オートマグ」の「ボルト オープン機能」に存在しない。

ついでに 他にも気になった点を…

…これは、マルイのボルトは インナーフレームに設けられたエジェクターの関係で肉抜きされているだけの話で 模型として実銃とは似ても似つかない形状(右の画像参照)。機能・形状はLSの方に分がある。


○「トリガー周辺」および「トリガー機能」
…「トリガー」は「トリガーガード」に対して 一回り小さく形状がおかしい(上 左側 画像参照)。なお「トリガー機能」に関しては 独立した「ディスコネクター」こそ部品として存在しないが 一応「引ききり式」で機能するようににはなっている(上面 未側 画像参照)。
この『オートマグ』 生産中止なったモデルゆえに 今では珍しい物かも知れないが…
「入手難」=「優秀な製品」
と評価するのは Doburoku-TAOはとても短絡的過ぎると思う。
以上がマルイ社の「造るモデルガン」「オートマグ」を 実際に組んでみたうえでのDoburoku-TAOの感想であり 模型として高い評価を持っていない理由だったりする…(笑
ま、ま 商品の解釈や感想なんて それぞれの勝手 といえば勝手な話しなのだが…(笑