2007年09月15日

物には 現物を手にとって見て 比較しないとわからない物がある。(組めばなおよし…笑) 松尾社 プラモデルガン「ワルサー P-38」

最近は 読書にかまけて 更新を怠っていた Doburoku-TAOです。
今読んでいるのは 偶然古書店で並んでいたのを購入した。
 井上春樹 著
 「日本ロボット戦闘記 1939~1945」(NTT出版 2008年)
読みかけの
塩見七生 新潮文庫「ローマ人の物語 29 終わりの始まり(上)」をひとまず置いての読書。
行き帰りの電車の中で 読んで 残100Pをきったところ。詰められた多種にわたる情報量に圧倒されぱなしのこの一冊、感想はそのうちにでも…。

頭の休憩をかねて(笑 携帯の画像を整理していて見つかった物からつれづれと(2010.06.04 画像を再賽撮影で差し替えた)。

手持ちの未組み立てキットから LSプラモデルガンの前身にあたる松尾社の「ワルサーP-38」

松尾モデル 「ワルサーP-38」  パッケージ Doburoku-TAO松尾モデル 「ワルサーP-38」 未組み立て部品状態  Doburoku-TAO

松尾モデル 「ワルサーP-38」 組み立て説明図 左側(メーカー住所にぼかしをいれている) Doburoku-TAO松尾モデル 「ワルサーP-38」 組み立て説明図 右側 Doburoku-TAO

某所で見れる画像と同じなので 疑いを持つ方もいると思うので 手持ちのLS「P-38」のキットと並べた物を…

松尾(MAZE)社・LS(エルエス) 手持ち「ワルサーP.38」4種 Doburoku-TAO LSとの際立った違いは 松尾社製品は弾丸の発射機構があること。といっても そんな大げさな物ではなく、弾頭部から後方伸びた棒の途に膨らみがあ(下画像 左側参照)










松尾モデル 「ワルサーP-38」 未組み立て弾頭部 バネがひっつかかる突起部がわかる Doburoku-TAO松尾モデル 「ワルサーP-38」 組み立て説明図 右側より 弾が飛ぶのがわかる Doburoku-TAO

バネを受ける。カートリッジの構造はの様なもの。
棒とケースの摩擦だけで 圧縮されたバネを保持する単純な物。構造上 発射用のバネは強い物を使えない。 多分 旨く組み立てが出来ても 弾頭は銃口からポトリ といった所だろう。(上右 組立説明図のアップ 画像 参照)

購入したのは 1990年に大阪の堺市にあった「マルコ模型」(注釈)で 当時2500円で購入したと記憶している。
現在 確認できた松尾社のプラモデルガンとしては
月刊「Gun」1994年9月号 P-191
の読者投稿欄に 青森県の飛内源一郎氏が投稿された ワルサー P-38にダミーサイレンサーがついた「ワルーサーP-38 シークレット エージェント」(写真)
がある。
なお モデルガン同人誌「SIGHT No.37」に掲載された物は Doburoku-TAOの私物。あの記事は読者投稿した手紙と組説のコピーを 誌面掲載の連絡もなく「てにはにを」を変えられ 掲載された物だったりする。同人誌が刷り上って販売開始直後 掲載された旨が連絡が来たといった なんだかなァ~の一件だったりする。
なお この記事の完成品の写真 及び カートの写真は「SIGHT」の編集側が用意したものなので、この事から他にも 松尾社製 「P-38」保有者はいるだろう。

LSの見本市カタログ」(昭和50年前後)で確認された 初期のプラモデルガン「ワルサー P-38」2種「ルガー P-08」2種「コンバット マグナム」2種の計3機種 6種の存在が確認されている。
 そのうち Doburoku-TAOは「ルガーP-08 8in」「ワルーサーP-38 シークレット エージェント」「コンバット マグナム」2種(3.5in 6in)の計3機種 4種を現在保有しているが 「ワルーサーP-38 シークレット エージェント」「コンバット マグナム」2種の3機種には銀メッキされた弾頭パーツの棒には 松尾社の「ワルサー P-38」同様の突起がある。
単にカートが共通なのかも知れない。が、松尾社の製品には「ワルサー」以外に「コンバットマグナム」があった可能性は考えておいていいと思う。

LSは この松尾社の金型を引き継ぎ発射機能を除いた「ワルーサーP-38」と「ワルーサーP-38シークレット エイジェント」2種を販売した。

LS(エルエス)の ( 旧松尾社)初代「ワルサーP.38 シークレットエィジェント」 パッケージ Doburoku-TALS(エルエス)の ( 旧松尾社)初代「ワルサーP.38 シークレットエィジェント」 パッケージ側面より Doburok

画像は手持ちの「シークレット エイジェント」外箱とその側面(10.06.05 追記…技術のLS云々のコピーは70年代から存在していたのが確認できる)
 
その後 80年ごろLSは新規設計で
「ワルサーP.38」「ワルサーP.38 ゲシュタボ」
の2種類を販売した。

LS(エルエス) 手持ち 2代目「ワルサーP.38 ゲシュタポ タイプ」 パッケージ Doburoku-TAOLS(エルエス) 手持ち 2代目「ワルサーP.38」 パッケージ Doburoku-TAO

画像は手持ちの「ワルサーP.38 ゲシュタボ」(画像上 左側)と「ワルサーP.38」」(画像上 右側)。

 未組み立てのキットを所持している事に 疑問を持つ方もいるだろうが Doburoku-TAOにとってのプラモデルは 発作的にお気に入り模型を組みたくなった時の為の備蓄。
あと センスと才能のない 凡才にとっては 数をあたり 手にして現物を見るしか 学ぶすべがない。だから せっせと 気になった物は 購入して手に取るようにしているだけだったりする。
まいくら 言い訳がましい事を書こうが 所詮は おっさんの持ち物自慢にすぎない訳で…(笑。

LSは 80年代になり TOYGUNの流れが モデルガンからエアーソフトガンの販売に移った時に(コッキング式「ガバメント」キット発売年)ストライカー方式の「P-38」BB弾仕様を発売した。残念ながら食指の動く製品ではなく 買った事はなかった。

オマケ…80年代 LSのストライカー方式の「P-38」BB弾仕様発売前後に BB弾仕様の サイレンサー付「シークレット エイジェント」風グリップがついたプラモデルを 大阪の模型小売店で見かけた事がある。
今となっては  どこのメーカがだしていたかさえ判らない。
日本のプラモデルメーカーで 製品の企画・設計から金型製作・管理まで 一社で全て行っていたメーカーは少ない。プラモデルの金型は 金型業者に所有権があった例もあったという。この手に入れ損ねた「P-38」も完全な新規設計ではなく、過去の金型を部分転用して 出荷されたものだったのかもしれない。
今思えば 素材用に無理して買っておくべきだったのかもね…
記憶が薄れる前に書き残しておこう思う…(笑

2010.06.04…画像再撮影に伴い 画像一部 差し替え。
2012.01.20…画像 再アップ


「マルコ模型」…以前このブログで紹介した マルイ製「スパイ秘密兵器」もこの模型店で購入した。
お店があったのは南海「堺」駅と「湊」駅の中間 新在家町だったと思う(最寄り駅より歩いていっていたので 住所なんて気にした事は無かった)。
残念ながら 2005年に「第32回 堺まつり」に火縄銃の実演を見に行った帰りに立寄った時点でお店は閉まっていた。
後日 その前後にご主人がお亡くなりになり お店は継がれる方もおらず 廃業されたと聞いている。
店内にはMM三太の「MMマシーン」やブルマーク「古式名銃シリーズ」(米「PYRO」社 バルク輸入品)や、映画「チキチキバンバン」の車…ナカムラ 製品?…の完成品が多数あったが、引き取り手もないまま 廃棄処分されたのではないだろうか?
当時のお店の写真は
 岡田斗司夫 著
 グリーンアローグラフティーNO44 「岡田斗司夫 の絶滅プラモ大百科 失われたプラモ大百科」(グリーンアロー出版 1999年)
 に 店構え P-11に 店内がP-6.7に写真が残されている。 余談だが p-11 の写真を観た知人の犬マニアは 隣の家の玄関に貼られた シールを見て堺市と判別した。恐るべし「犬マニア」!!  

この記事へのコメント
いや~奥が深い世界ですね~。。。

自分もLSのモデルガンは幾つか造りましたが、
残念ながら箱が2~3残っているだけで本体は捨てられたみたいです!

飛行機関係のプラモは今でも数百個残っている筈ですが、
「発作的に造りたくなる…」事も無さそうなので、
完全なるコレクション:積んどくマニアと化してますね~。

でもLSが倒産した時に処分されたと思われる「LS資料室蔵書」のラベルが貼られている
床井さんの書籍を古本屋で入手しております。

1点モノと云う意味ではこれもまた貴重品かと思っていますが。。。
Posted by papa at 2007年09月18日 01:38
papaさんどうもです。

レスが遅くなり すみません。

>飛行機関連のプラモ
集め出すと きりが無いので黎明期のジェット(ロケット)試作機に絞って 少しずつ集めてました。
特に米の「Xシリーズ」は好きですよ。

「X-15」と「X-1」は置き場から引っ張り出しては眺めて 置き場に戻すの繰り返しですね。同じように 好きなのに キットをつくる事をためらうキットに 試作機ではないですが 長谷川の「RA-5C」があります。

>LS資料室
蔵書の雑誌の写真 一枚単位で 調べることが出来た目録があったと 模型雑誌記事でよんだことがあります。
それしても 他にどのような本が流失したが 気になりますね。

書き込み有難うございます。
また お寄りください
Posted by Doburoku-TAO at 2007年09月19日 23:13
お邪魔します
とても勉強になりました
LS P38シークレットエイジェントは持っています・・・仔細なメカの再現性に不満がありましたが松尾社の血を引くというだけで価値観が変わりました


Posted by 幸せ趣味 at 2008年10月01日 20:09
幸せ趣味 さんどうも

どうも 持って 積んでるだけ状態ですが…

>松尾社
 どのような商品を出していたかが あまり資料がなくて判らないメーカーです。「業界50年史」の中にも メーカー名が記載されていないので 60年代後半から70年代前半 のプラモデルメーカー 乱立期のメーカーでは と思っています。
 この辺り 今月末に大日本絵画から 刊行される「昭和プラモ名鑑」で製品とメーカーについて とりあげられるかどうか 気になっています。

>「LS P38シークレットエイジェント」
こちらも 松尾社 からでていましたよ。私は 松尾社版「 P38シークレットエイジェント」は所有していませんが、「ブレード ランナー」のブラスター製作を進行中の 某氏のブログで 「輸出版」が取り上げられていますよ。

流石に 「松尾」社版キットは組みませんが、LS版に関しては 組んでやろうかと 一応思っています…(笑

書き込み 有難うございます。
Posted by Doburoku-TAO at 2008年10月01日 23:52
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